こんにちは、うしまるです。
今日もPythonの勉強を一緒にしていきましょう!
今回のテーマは「浮動小数点型(float)」についてです。
では、さっそくみていきましょう!
浮動小数点型(float)とは?
浮動小数点(float)型は組み込み型の仲間
Pythonでは、浮動小数点を扱える型が設定されています。
このように予めPythonで扱える方のことを組み込み型といいます。
浮動小数点を取り扱えるよう組み込み型としてfloat型が用意されています。
浮動小数点(float)型は小数点がつく数字
小数点は大きく、固定小数点と浮動小数点があります。
固定小数点は、小数点の位置が決まっている数値のこと
浮動小数点は状況に応じて小数点の位置が変化する数値のことです。
浮動小数点(float)型は値に注意!
浮動小数点で気をつけないといけないことが誤差が生じることです。
実際の手計算では生じないのですが、機械が小数点以下の計算をすると、機械から見たときの最終的な計算数値は2進数に落ち込むため、0と1で小数点の位置を正確に表現することができずに計算結果がずれてしまうことがあります。
このことを丸め誤差といいます。
Pythonでこの問題を解決するには2つの方法があります。
1つ目は、いったん整数にしてしまって計算を実施し再度もとの桁に戻してしまう。
2つ目は、decimal型を使用する方法です。これらの方法はまた別の記事で解説していきたいと思います。
浮動小数点(float)型を使ってみよう!
Pythonのfloat型はC言語のdouble型で実装されているため標準的なPCでは、-1.797693e+308~1.797693e+308の範囲で使用することができます。
float型 = [小数点を含む数値]
ではさっそく動かしてみましょう!
変数num_01には小数点を持つ数値10.234を代入することでfloat型の数値となりました。変数num_02には負の小数点を持つ数値-0.123を入れています。こちらも同様にfloat型の数値となります。
また、少し応用で、数値の後ろに”e”をつけることで指数表記をすることもできます。”e2″などとすると整数側へ、”e-1″などマイナス側で表記すると小数点側へ反映されます。動作結果もそれぞれ100.0と0.1となっていますね。
まとめ
今回はPythonのデータ型の1つfloat型について解説しました。今日のまとめを3つ紹介していきます。
- 浮動小数点型(float)は、小数点を含む数値が扱える
- 浮動小数点型(float)は、使用できる範囲があるので注意!
- 浮動小数点型(float)型同士の計算を実行する場合は、誤差が生じる可能性があるのでひと手間必要
他にもPythonの基本的な書き方について解説していますのでぜひ合わせて読んでみてください。
それでは、本日はこのへんでノシ