リストとは?
データ型の中にリスト型というものがあります
リスト型は、複数のデータ値をまとめて扱いたいときに使います
リストは、“[]”(角括弧)で表現します
このとき項目は、入れたいデータ型の値を入れていきます
複数のデータ値を入れたい場合は“,”(カンマ)で区切って追加していきます
複数の項目を1つの変数に格納するために使用します。
stationList = ["Tokyo", "Shinagawa", "ShinYokohama"]
print(stationList)
実際に動かしてみましょう
リストのような使い方のできるデータ型には、他にもTuple、Set、Dictionaryなどがあります
それぞれ性質や使い方が異なるので使用用途に合わせて使い分けていきましょう
リストの項目
リストの中に設定するデータ値をリスト項目といいます
リスト項目にはルールがありますのでここからはそのルールについて解説していきます
リストには順番がある
リストに登録される項目は左から昇順に番号づけされています
この番号づけをインデックスといい、0から始まります
実際に取得する場合はこのような形になります
実際にリストからデータ値を取り出すときは、変数[取り出したいインデックス番号]を付与することで取得することができます
リストの順序は変更できない
リストの順序はインデックス番号で昇順に管理されているため変更することはできません
リストに新しい項目を追加する場合は、append(追加したいデータ値)を使用します
このとき追加されるデータはリストの最後尾に追加されることになります
リストの中身を変更する
リストの項目は変更することができます
リストが作成された後でも、リストの項目を変更することができます
リスト型変数[変更したい項目のインデックス番号] = 変更したいデータ値
実際にコードに落とし込んでいきます
stationList = ["Tokyo", "Shinagawa", "ShinYokohama"]
stationList[0] = "Ueno"
動かしてみた結果はこちらになります
インデックス番号0の項目が“Tokyo”→”Ueno”に変更されたことがわかると思います
リストの項目の中身は重複してもOK
リストの順番はインデックスによって管理されているので、それぞれの項目は同じデータ値が入っていても問題ありません
stationList = ["Tokyo", "Tokyo", "Tokyo"]
print(stationList)
実際に動かしてみましょう
このようにすべて同じ値でも問題なくリストとして扱うことができます
リストの長さの求め方
リストの中に何個項目が含まれているのか調べることもできます
実際に個数を調べるときはlen()を使用します
stationList = ["Tokyo", "shinagawa", "ShinYokohama"]
listLength = len(stationList)
print(listLength)
実際に動かしてみた結果をみてみましょう
リストの項目に追加できるデータ型
リスト内の項目に追加できるデータ型はPythonで扱えるデータ型であれば何でも使えます
もちろんリスト型もOKです
例えば、文字列型や数値型、ブール型とかも扱えます
list1 = ["apple", "banana", "cherry"]
list2 = [1, 5, 7, 9, 3]
list3 = [True, False, False]
実際に動かしてみましょう
1つのリストに異なるデータ型の値を設定することもできます
list1 = ["abc", 34, True, 40, "male"]
こちらも実際に動かしてみましょう
リストの初期化
新しいリストを作成する際に、list()コンストラクタを使用することもできます
newList = list(["もも", 100, True, 55, "ぶどう"])
print(newList)
実際に動かしてみます