こんにちは、うしまるです
5年ぶりにPC自作をしました
本当はまだする予定では無かったのですがとある事情で急遽実施することに
そんな、組み換えに至った経緯はこちら
今回交換したもの
- CPU … Intel Core i7-6700K → Intel Core i7-10700K
- マザーボード … MSI Z170A GAMING PRO → MSI MAG Z490 TOMAHAWK
- ストレージ …SSD 1TB → M.2ストレージ 1TB
CPUを第6世代→第10世代へ
今回のメインはなんといってもCPU
第6世代から第10世代へと5年ぶりにアップグレードしました。
単純な性能アップは、CPU1コアあたりで21%の性能向上
コア数も4コア→8コアに増えたので3DMARKのスコアも約220%アップとなかなかの向上です
機能面では4KUHDに対応したのでこれで4KUDHのBlu-rayが再生できるようになります
つまり以前購入した「君の名は」とか
「天気の子」とか
みれるようになるので
CPU1コアあたりの単純な性能は21%のアップですが、コア数が2倍になってい
コア数が4コアから8コアに増えたため総合力でいくと2倍少々の性能アップとなりました。
シティーズスカイラインで人口30万人で激重になっていたマップもこれなら夢の100万人いけるかもしれません
ちなみに在宅作業をしているときのCPU使用率ですが性能の無駄遣いとでも言わんがばかりの1%台
マザーボードもグレードアップ
マザーボードは壊してしまったものと同じMSI製のものをチョイスしました。こちらも地味にグレードを上げたものを選択しています。
PCIレーンがなくなってしまったのでONKYOのサウンドカード使えなくなってしまったのが悲しいところですがBIOS設定を2つまで保存しておくことができるので、今回のようにBIOS書き換えに失敗したとしても復旧できるものにしました。
HDD→SSDのときの感動再び?M.2ストレージを導入!
今回OSも入れ直しとなってしまったので、ストレージも思い切って前々から気になっていたM.2ストレージを導入してみることにしました。
M.2ストレージの見た目は完全に基盤むき出しな感じでしかも大きさがメモリより小さいです
実際の大きさが下
このM.2ストレージ、サイズの小ささも売りの1つだとは思いますが、最大の売りはなんといっても爆速
どのくらい違うかというとHDDの場合はこんな感じ
1秒間に150MBくらいのデータを読み込めますよといった感じ。
机上ベースで行くと1GBのファイルを読み込むのに6.82秒かかることになります。
(実際はもう少し遅いですが…)
次は、SSDをみてみましょう。
SSDもピンきりですが、うしまるの持っているやつもまぁまぁ平均ラインはいっているかとおもっています。
1秒間に559MBのデータが読み込めますよといった感じ。
机上ベースだと1GBのファイルを読み込むのに1.83秒でHDDよりも3.7倍早いです。
今の御時世よほど格安PCを購入しない限りCドライブがHDDってことは無いと思いますが、もしHDDベースのPCを持っているのであればSSDに変えてあげるだけでもかなりPCの動作が軽くなります。
Officeを使う業務レベルでPCの動作が重くなるのはもはやHDDにOS突っ込んでいるからといっても過言ではないくらいの代物です。
さてさて、これでも十分に早い速度を叩き出してくれているのですが、M.2だとどうでしょうか。
1秒間に1.8GBですよ。びっくり
1GBファイルの読み込みは0.54秒
HDDと比べると12.6倍、SSDと比べると3.38倍
ほぼHDD→SSDとSSD→M.2の感じが同じ
ここまでくると電源入れたらロゴが出てWindows10すぐスタートみたいな感じです
たぶんロゴ出ない設定にしたらタブレットみたいな感じでPCが立ち上がるような気がする
そんな感じのレベルでいまだに職場のPCが電源入れてまともに仕事できるまで20分くらいかかるのなんとかしてほしいレベルでストレスレスです。
値段も1TBでも1万5千円台なのでこれで作業が早くなるなら全然投資してもいいレベルですね
ちなみにM.2ストレージのピンきり具合も凄まじいものがあってサムスン製の最上位だと毎秒3.5GBの読み込み速度が出るみたい
DVDデータの読み込みが2秒もかからずに終わる爆速ぶりです
少し気にはなったものの値段も倍以上するし、そもそもSSDでもあまり不満は感じていないので間をとった感じです。それでも全然違いますけどね…
組み立てなおした
手順1:解体作業
まずは既存のPCの解体から始めます。
パット見た感じはきれいなものですが、実際のところは電源入れた後はうんともすんともいいません。
流用するのはメモリとGPUですね。
ということでケースを外してサウンドカードやGPUを取り外したところで、四隅のケースに固定してあるネジを外してマザーボードごと取り外します。
PCのケースを開けて配線やらパーツを1つずつ取り外していきます。
段差と角度の問題もありますが、大きさはほぼ一緒
手順2:ストレージをつける
M.2ストレージを取り付けます。SSDの場合は最後なのですが、M.2ストレージはマザーボード上に直接取り付けるので序盤の方で実施する必要があります。
このパット見た感じつけれそうな雰囲気では無いですが実際につけてみると
ぴったり収まりました
手順3:CPU取り付け
最初の難関CPUの取り付け
というよりも自作PCで失敗するパターンは大きく2つあって、1つがパーツの相性問題というか、規格を間違えて購入してしまうパターン。このときはそもそもPC組めなくなる場合もあるので注意したいところです。それからパーツの相性問題。どうも特定の組み合わせのパーツだとうまく行かないことがあるらしいのですが、いままで8台くらいPC組んできて相性でどうのこうのにはなったことが無いのでよほど台数こなしたかたまたま運が悪かったのかなというくらいです。
で、もう1つが組み立てるときに失敗するとお財布的な意味でダメージがでかいCPU取り付け
それではさっそくみていきましょう
箱からあけるとCPUはこんな感じで入っています。
大きさの大小はありますがIntelのCPUはみんなこんな漢字の見た目で上にCPUの型番が刻印されています。これはどんなPCでも同じですよ。
そしてこちらがマザーボード側
ロックを外して黒いカバーを取り外します
そしてこれが黒いカバーを外した後のお姿
この金属の点みたいなのがちょっとしたつぶつぶというか柱みたいになっていてIntel CPUの型番でLGA1500とか書かれているこの1500がこのつぶつぶの数なのです。
これがまぁデリケートで1本でも折れてしまうとマザーボードとしての役割を終えてしまうのでここにCPUをセットしてあげるのが最大の山場にして最重要ポイントになります。
そして無事に載せました。
最重要とかいいながらもう8回目となるとそんなにドキドキすることもなく普通にヒョイと載せただけ。これでもうあとは終わったも同然…というわけではないんですよね
意外と作業は多いです。
手順4:メモリの移し替え
CPUを取り付けた後は、賛否はあるかもですがCPUクーラを先につけるかメモリを先につけるか迷いどころです。
なぜかというと、ハイエンド系のCPUは爆熱なものが多いので必然的に冷却するためにゴテゴテした冷却システムをつけてあげる必要があります。
自作PCでの主な選択肢は、水冷を取り付けるか高性能な冷却ファンをつけてあげるの2択。このとき、高性能な冷却ファン=冷却フィンが大きくなるのでメモリのさしてある部分と干渉しやすくなるんですよね。
そこで先にメモリをつけるかあとでつけるか問題が発生するわけです。個人的には先につけてしまったほうが楽ちん。
ということで、前のマザーボードから移植してきました。
第6世代のCPUはDDR4規格のメモリだったのでここは今回交換しなくて済みました。第5世代より前はDDR3規格のメモリなため流用できません。
8GBの4枚で32GBとなります。
手順5:CPUファン取り付け
メモリを指し終わったらCPUファンの取り付けになります。PC自作の中でこのCPUファン取り付けが物によっては工作している感が大きいですね。
手が汚れていたので途中の写真は取れていませんでしたが、土台をつけてCPUの上にグリスを塗ってこの金属製のフィンを備え付けます。
手を切ってしまいやすいので持つところ注意です。
そしてファンをつけます
このファンの出っ張り部分がメモリの一番CPUに近い側と干渉しているのでCPUクーラーつけてからメモリつけようとすると苦戦したりそもそも入らないパターンがあるのでやはり先にメモリつけておくのが正解な感じがしますね。
手順6:動作確認
ここまで出来たらPCの最低限の機能がついたことになります。この段階で問題ないかどうか電源をつないで動作確認をしてみましょう。
今回は電源はそのままもとのPCケースの中に眠っているので新しいマザーボードをケースに取り付けるところまでやってしまいます。
取り付けが終わったら電源を入れてみてBIOSが起動できることを確認します。ここで無事にBIOS画面が表示されればここまでの手順は問題なしですね。
手順7:残りのパーツを取り付け
あとはGPUとか光学ドライバとか他HDDなどを取り付けていきます
GPUは「MSI GeForce RTX 2070 SUPER VENTUS OC」
実は、以前最新のゲームが重くなってきたので新しいのに変えてみたのだけどあまり改善しなかったGPUです。結局CPUがネックになっていたので前の環境では半分くらいしか性能を引き出せていませんでした。。。
手順8:OSのインストールと復旧作業
取り付けが終わったらケースの蓋を締めて、その他のケーブル類を取り付けてハード面の作業は完了です。
次に実施するのが、Windows10のインストール。ダウンロードには少々時間がかかったもののインストール関連は、今までに経験したことのない速さですね。これだけでも前より快適になっている実感が持てました。
OSのインストールが終わったら以前までCドライブとして使っていたSSDの中から必要なファイルを取り出して、必要なソフトをインストールし直してフォーマットしました。
Cドライブとしての役目を終えたSSDはこれからはゲーム用のストレージとして流用することにします。
最後に
- CPU … Intel Core i7-10700K
- マザーボード … MSI MAG Z490 TOMAHAWK
- メモリ … Crucial PC4-21300(DDR4-2666) 8GB×4(32GB)
- ストレージ … M.2: Intel 660p 1TB SSD:PLEXTOR M5S 1TB HDD:WD Blue 4TB等など
- 光学ドライブ … Pioneer BDR-212UHBK
- GPU … MSI GeForce RTX 2070 SUPER VENTUS OC
- 電源 … CORSAIR HX850i(850W電源)
- ケース … NZXT Phantom 赤
今回は、マザーボードとCPUの取替ということもあって、ほぼ全部組み直しといった状態になりました。まったく新規でする場合は電源の裏配線とかをしていかないといけないのでもっと時間がかかりそうです。そのへんは今回はくっつけたままで来たので楽でした。
PC自作は、一度覚えるとだいたいやることは同じなので一度経験してみると結構楽しいです。最近はBTOでも、コスパの良いものがたくさん出てきているので、時間をかけてPCを組んでいくっていうのも昔ほどする意義はなくなってきました。
ですが、機能のカスタマイズや拡張性はまだまだ自作PCならではの楽しみの一つですし、ちょっとした故障も該当パーツの交換のみで出来てしまうので当面はまだまだ自作も続けていこうかと思っています。
気持ちケースが10年選手になってきているのでそろそろ新しいのに変えたいなと思いつつ、新しくすると割とまた今のパーツを移し替えるの大変そうなのもうしばらくはこのケースで頑張ろうと思っています。
それでは、本日はこのへんでノシ