こんにちは、うしまるです。
今日はExcelのちょっとした小技についてご紹介します。
みなさんExcelファイルを編集する際、複数のExcelファイルを取り扱っている時に一部のExcelファイルががっつり作り込まれているとExcel全体の動作が激重になるときありませんか?
今回はそんなときに少しでも動作を軽くする方法についてご紹介します。
ずばり、「Excelを別インスタンス/プロセスで起動する」です
ではさっそくみてみましょう!
Excelが重くて仕事が捗らない
Excelはマイクロソフト社が提供する表計算ソフトです。表計算とつくぐらいなので本来は経理などで計算を自動化するためのソフトなのですが、創造性豊かな日本人もとい日本企業はExcelのマス目を方眼用紙のごとく匠に操りあらゆるドキュメントをExcelで作り出しています。
さて、メーカー系の企業ではこのExcelがあるものに使用されています。
それは何か?
…
…
答えは「仕様書」です。
仕様書とは、簡単に言うと、新しい製品やサービスを作る時にこういうことがやりたい!こういったことができるものがいい!を文字や図に書き起こしたものです。
そしてメーカー系のソフト開発をする時にExcelファイルで作成された仕様書が提供されることがあります。企業の作成するソフトウェアは長いものでは20年以上前から開発されバージョンアップが続けられている製品もあり、その仕様書はかなり膨大な容量になります。なんといっても激重です。
そして内製で作成するドキュメントもExcelだったりするので複数のExcelを立ち上げざる負えないのがつらいところです。今回はそんな悩みを少しでも解決するために試してよかったことを紹介します。
Excelを別インスタンス/プロセスで起動する
Excelは2010まではデフォルトでExcelを新規起動すると別プロセスで起動していました。ただ2013からはExcelを開くと1つのプロセスで起動する仕様に。
この影響で、動作が重くなるようなExcelファイルを開くと全体的にExcelの動作自体が重くなり、動作がカクカクになったり、応答なしになったりします…
手順1:Excelを立ち上げる
まずは、Excelを1つ立ち上げましょう。
手順2:Excelアイコンを右クリックする
Excelのアイコンを右クリックしましょう。
手順3:altボタンを押しながらExcelを起動する
ここが大事なポイントになります。
[alt]ボタンを押しながらExcelのメニューを選択します。手順4:メッセージボックスが出てきたら成功
上手く選択出来たら下のようなメッセージボックスが表示されます。このメッセージボックスが表示されないでExcelが起動されてしまった場合は同じプロセスで起動されてしまったのでそっと閉じて手順2から試してみてください。
[はい]を選択しましょう!手順5:Excelが別インスタンス/プロセスで起動
手順4で[はい]を選択したあとにExcelが表示されれば無事Excelを別プロセスで開くことができています。念の為タスクマネージャを起動して確認してみると下のような形で表示されると思います。
無事にExcelが2つ起動されています。
まとめ
今回はExcelのちょっとした小ネタを紹介しました。
というよりもちょうど職場で新しい仕様書の確認をしないといけなかったのですが、どうにもExcelが重すぎでどうにかならないかと試行錯誤した結果この方法にたどりつきました。
仕事でどうしてもExcelファイルをごにょごにょできないときはこの方法でなんとか凌ぐしか無かったのですが思いの外快適に使えたので当面はこれで仕事してみようと思ってます。
それでもダメな重いExcelファイルは、もうより高スペックのPCで開くかそっと閉じてしまいましょう(汗
それでは、今回はこのへんでノシ
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