ブール値(Boolean)とは?
Pythonに限らずプログラミングでは、特定の条件や式が正しいか間違っているか、もしくは一致しているか、一致していないかを判定したい場面がでてきます
この正しいか、間違っているかを
と表現します
Pythonでもこのように条件式に対してTrueもしくはFalseで評価する方法が存在します
このように式が正しいか間違っているかを判定することをブール値で判定すると表現します
print(10 > 9)
print(10 == 9)
print(10 < 9)
では実際に動かしてみましょう
ブール値の使い方
if文の条件式
if文の条件式内ではPythonは、TrueもしくはFalseで判定を行います
a = 200
b = 33
if b > a:
print("変数aより変数bの方が大きい")
else:
print("変数aは変数b以下")
では実際に動かしてみましょう
値や変数を評価する
bool()関数を仕様することで任意の値を評価してTrueまたはFalseの結果を得ることができます
print(bool("こんにちは"))
print(bool(15))
実際に動かしてみましょう
また変数をbool()メソッドに入れて結果を取得することもできます
x = "こんにちは"
y = 15
print(bool(x))
print(bool(y))
実際に動かしてみましょう
ブール値の基本はTrue
Trueの条件
ほとんどの値は、何らかの内容を持っていればTrueとして扱われます
文字列であれば、空の場合を除いてTrue
数値であれば、0を除いてTrue
リストやタプル、セット、ディクショナリであれば、空の場合を除いてTrue
となります
bool("あいうえお")
bool(12345)
bool(["もも", "ぶどう", "りんご"])
実際に動かしてみましょう
Falseの条件
Falseとなる値は、()、[]、{}、””、数字の0、値のNoneなどの空の値となります
bool(False)
bool(None)
bool(0)
bool("")
bool(())
bool([])
bool({})
実際に動かしてみましょう
関数の戻り値としてブール値を返す
ブール値を返す関数を作成することができます
def myFunction() :
return True
print(myFunction())
動かしてみましょう
このように関数の実行結果としてブール値を返却するような形で関数の戻り値を設定しておくと、処理が正しく動作したかどうか判定するために使用することもできます
実際の開発現場では、ブール値よりもエラーコードなどを返却することが多いですね
def myFunction() :
return True
if myFunction():
print("正常に終了しました")
else:
print("異常がありました")
動かした結果をみてみましょう
このように条件分岐と併用して処理を分けたりする場合に使用できます
データ型を判定するブール値
pythonでは、あるオブジェクトが特定のデータ型であるかどうかを判定するisinstance()関数が用意されています
この関数も判定したいデータ型かどうかでブール値を返却します
print(isinstance(1, int))
print(isinstance("あいうえお", int))
実際に動かしてみましょう
True → 正しい・一致している
False → 間違っている・一致していない