特定の処理を繰り返し実行したいときは繰り返し用の命令文を使用します
Pythonでは繰り返しの命令文の一つとしてwhile文とfor文が用意されています
while文についてはこちらの記事を確認ください
このページでは、for文について解説していきます
for文とは?
Pythonで使用するfor文は、ほかの言語と異なりシーケンスに分類されるリスト、タプル、ディクショナリ、セット、文字列を繰り返し処理するために使用します
ほかの言語では条件を指定することができるのですがそのような使用方法をfor文ではすることができず、その場合はwhileを使用することになります
for文を使用するとリストやタプルなどに格納されている項目を1つずつ取り出してfor文のブロック内で処理を実施することができます
対象となるシーケンスがすべて読み出し終わるか、break文によってfor文の処理を抜けることができます
forの使い方
シーケンスをすべて読み込む場合
まずは、シーケンスをすべて読み込む場合についてみていきましょう
for アイテム in シーケンス:
処理
シーケンスをすべて読み込む場合は間にbreak文を挟まない形で実行すると実現できます
コード例はこちら
fish = ["medaka", "kingyo", "koi"]
for fishName in fish:
print(fishName)
では動かしてみましょう
for文はシーケンスと呼ばれる リスト、タプル、ディクショナリ、セット、文字列などを事前に用意しておき、その中の項目をひとつひとつ処理していくときに使用します
break文を挟まなければシーケンスの最初の項目から順番に実行されすべて呼び出しが完了するとfor文のブロックを抜けます
break文で終了する場合
処理の途中で特定の条件によりシーケンスの読み込みを終了したい場合はif文を使った条件分岐を利用します
for アイテム in シーケンス:
if 条件式:
処理
break
コード例はこちら
fish = ["medaka", "kingyo", "koi"]
for fishName in fish:
print(fishName)
if fishName == "medaka":
break
では、動かしてみましょう
条件式を利用することでシーケンスの中に含まれている特定の項目に限定した処理を実行したり、検索したい用語などが見つかったときに利用します
実際は検索系での利用が中心になるかと思います
break文で抜けるとfor文のシーケンス読み込みは途中で終了し以降の処理は実行できなくなるため注意が必要です
for アイテム in シーケンス:
処理