この記事では、マイクロソフト社が提供する高機能プログラミングエディタ「Visual Studio Code」(以下VSCode)で、機械学習やWebスクレイピングで人気な「Python」を動かせる環境を整えていきます。
まだ、VSCodeをインストールしていない方は、インストール方法を解説した記事を用意していますのでこちらを先に確認してみてください。
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Pythonって何?
Pythonはオランダ生まれのプログラミング言語で、WindowsやiOS・Linuxなど様々なOSで動作する言語です。読みやすく効率の良いコードをなるべく簡単に書くことができるように開発されており、世界中に様々なコミュニティがあることでサンプルコードや様々な化学計算に特化したライブラリが存在します。
また九州の話で行くと「PyCon Kyushu」なる一大コミュニティがありイベント開催時の様子はなかなかすごいものがあります。
ちなみに文中で使った”ライブラリ”について簡単にお話します。ライブラリとは、その目的に合わせて便利な機能を予めひとまとまりにしてくれているものになります。通常何かをプログラムで実現させたいと思ったときに、ひとつひとつコードを書いていかなければなりません。四則演算とかであればそんなに1から書いても時間も詰まることもあまり無いですが、例えばデータをネットワークで別の場所に送りたいってなったとき、自力ですべて書くことも出来ますが、通信を行うためのライブラリというのもあって、その関数に対して送信したいINPUTのみ格納してあげるとあら不思議、あっという間に実現させてしまったりすることが出来ます。
ライブラリの多さは使っている言語へ携わっている多さや人気具合に依存していたりするので、特定の目的があれば、その目的に対してどのプログラミング言語が人気なのか調べてみてから取り組むのも良いかもしれません。
Pythonをインストールしよう
手順1:Python公式サイトを開こう
お使いのPCにまったくPythonをインストールしていない方はこちらの手順から開始してみてください。まずは、Pythonの本体をインストールしてみましょう。
こちらのサイトを開いてみてください。→https://www.python.org/downloads/
[Download Python 3.9.6]のボタンをクリックしてみてください。(2021/07/31現在) [ファイルを保存]をクリックしましょう。インストール用のファイルが保存されます。ダウンロードが完了したらアプリケーションを実行してみてください。インストールはインストーラに沿って進んで頂ければ使用しているPCにPython環境を導入することができます。
VSCodeでPythonを使えるようにしてみよう
手順1:VSCodeを起動する
VSCodeを起動してみましょう。
これからVSCodeでPythonプログラミングができるように設定を進めていきます。
手順2:拡張機能アイコンをクリックしよう
画面の左側にアイコンが5つあります。
その中から赤矢印のようなテトリスっぽいアイコンが、[拡張機能]アイコンとなります。
こちらをクリックしてみましょう!
手順3:入力欄に「Python」と入力しよう
[拡張機能]ボタンを押すと、サイドメニューが表示され、拡張機能を検索することができるようになります。今回はPythonの環境を入れたいので上部にあるテキストボックス欄に”Python”と入力してみてください。
※VSCodeは、拡張機能から様々な言語や拡張モジュールを導入することができます。他にも気になった無いか検索してみて気になったものを入れてみるのも良いかもしれません。
手順4:Pythonのインストールボタンをクリックしよう
テキストボックスに入力すると一番上部に、Pythonの項目がヒットします。
緑色の枠で”インストール“と表示されているボタンがありますので、そこをクリックしてみましょう。
手順5:インストールが終わりまで待ちましょう
インストールが始まると、ボタンが青色となり”インストールしています“と表示されます。
この間は、インストール中となりますので、そっと終了するのを待ちましょう。
手順6:歯車マークが出たらインストール完了
インストールが完了すると青色の表示から、歯車のアイコン表示に変わります。
これで無事にインストール作業が完了しました!
VSCodeでPythonを動かしてみよう!
せっかくですので、Pythonを動かしてみましょう!
ここでは、定番のPythonで”Hello World!”をやっていきます。
以降の手順は2020年に記事執筆した際の手順になります。
手順1:Python用のファイルを作成しよう!
Pythonを動かすためには、Pythonのプログラムを記述する専用のファイルを作ります。
拡張子が”.py“のファイルですね。
ここでは、VSCodeからPython専用のファイルを作成する方法について解説します。
手っ取り早く始めたい人は、適当にテキストファイルを作成して拡張子を”.py”に変更したものをVSCodeで開いてみてください。その際は、手順8から見てみてください。
まずは、メニューの[ファイル]ボタンをクリックしましょう。
手順2:新規ファイル項目を選択しよう
[ファイル]メニューをクリックするとプルダウンメニューが表示されます。一番上の項目[新規ファイル]を選択してみましょう。
手順3:新しいファイルはテキストファイル
[新規ファイル]を選択すると画面のような”Untitled-1″というテキストファイルが作成されます。この状態では、ただのテキストファイルですので、これをPython専用形式の拡張子”.py”へ変更してあげる必要があります。
手順4:名前をつけて保存をしてみよう
メニューの中から[ファイル]項目をクリックし、プルダウンメニュー中段の[名前を付けて保存]をクリックしましょう。
手順5:ファイル名を設定しよう
先程作成した”Untitled-1″のファイルに名前をつけてあげます。
「ファイル名」の項目に、”test”という名前を設定します。
他に好みの名前があればそれでも構いません。
入力が終わったらそのすぐ下側にある「ファイルの種類」の項目を選択します。
手順6:ファイルの種類でPython選択しよう
「ファイルの種類」を選択するとVSCodeで扱うことができる拡張子がたくさん出てきます。
少し探すのが大変かもしれませんが、”Python”を探して選択してみてください。
手順7:ファイルを保存しよう
「ファイル名」と「ファイルの種類」の設定が完了したら[保存]ボタンをクリックしてみましょう
手順8:Python形式のファイル完成
保存が完了すると、先程のテキストファイルがPython用のファイルになりました。
これで、このファイルにPythonのプログラミングコードを書いていくとPythonのファイルとして動作してくれます。
さぁいよいよPythonを動かすぞ!
といいたいところなのですが、
画面の右下部分に「Linter pylint is not installed」というものが、初めて動かすときには表示されます。
特に、なくてもPythonを動かす上では問題ないのですが、この”Linter pylint”というのは、Pythonのコードをリアルタイムでチェックしてくれる機能ですので、入れておいたほうが便利です。
ということでここからさらに[インストール]ボタンをクリックしてインストールをしてみましょう。
すでにインストール済み、もしくは不要な人は手順11から進めてみてください!
手順9:pipのアップグレードをしよう
インストールが始まると、先程の拡張機能とは違いターミナル画面でインストールの進捗状況が見られるようになります。
特に何も出てこなかった場合はそのまま手順10へ進んでください。
環境構築のタイミングによっては、pipコマンドのアップグレードが必要になります。
もし、黄色メッセージで「python -m pip install –upgrade pip」と表示され止まった場合は、下のPS~の部分に”python -m pip install –upgrade pip”と入力して[Enter]ボタンを押下してください。
手順10:もろもろインストール完了
インストールがうまくいくと、”Successfully”と表示されたら完了です。
手順11:Pythonプログラミングをはじめよう!
ではさっそくPythonでプログラミングをはじめてみましょう!
今回は簡単にPythonの組み込み関数の1つである、print関数を使ってターミナルに”Hello World”を表示させてみます。
手順12:コードを書いてみよう!
サンプルコードを下に記載しています。
そのまま貼り付けてみてください。
print("Hello World!!")
手順13:デバックの開始を選択する
それでは、いよいよお待ちかねのPythonを動かしてみましょう!
Pythonを動かすときは、メニュー欄の[実行]項目を選択し、プルダウンメニューから、[デバック開始]ボタンをクリックします。
[F5]ボタンの押下でも動かすことができます。手順14:Debug Configurationを選択する
プログラミングを動作させるためのDebug Configurationを選択します。
ここでは”Python File“を選択してください。
手順15:Pythonの実行結果を確認しよう!
Pythonの実行が開始されると、ターミナル画面でプログラムの結果を確認することができるようになります。
print関数は、引数に入れた部分の文字列を、ターミナル上に出力してくれるので、実際の実行結果でも入力した文字列”Hello World!!”が表示されることが確認出来ました!
最後に
環境構築お疲れさまでした!
いよいよPythonプログラミングができるようになりましたね。
このブログでは、Pythonの基本的な項目や少し発展した内容もうしまるが勉強がてらまとめていっていますので他の記事もぜひ確認してみてください!
またPythonを学習するにあたり参考書をもっておくとなにか調べたいことがあったときに便利です。
ぜひ参考にしてみてください。
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Windows PCでPythonを使ったプログラミングができるようになります