こんにちは、うしまる(@usitubo)です。
チームワークの成熟度には4つのHがあると言われています。
その中でも注意しないといけないのが
チームメンバに対して不満を持ち始めて
イライラした状態のとき
放置しておくと最悪の場合
チームは空中分解して
悲惨な末路を遂げるので
今日はそんな話とちょっとした解決方法についてお話します
4つのHってなに?
仕事にしても、趣味にしても、複数人の人たちが関わり
何かを成し遂げようとするときに大事なものって何でしょう
個々のスキル?もあるかもしれないですが
一番はチームワークではないでしょうか
そんなチームワークに関して、結婚した夫婦の関係性にならって
4つのHで例えられることがあります
- Honeymoon(ハッピー)
- Hostility(イライラ)
- Humor(ユーモア)
- Home(円満)
結婚してさいしょはハッピー
それからだんだんお互いのあらが見えてきてイライラ
その後そのイライラが許せるようになってきて
さいごは仲良しといったところでしょうか
これがチームの中にも存在しているって知っていましたか?
では、実際にチームワークの中ではどのようなことになるのかみていきましょう
段階1:Honeymoon(ハッピー)
チーム結成時最初の段階
みんなテンションもモチベーションも高い状態
志高く目の前の目標に向かって
みんなが向かっていける状態です
チームメンバの人となりも新鮮
仕事も取り組む目標も新しくて新鮮
まさにワクワクする期間ですね
うしまる自身も初めてチームリーダを担当して
この時期が1ヶ月半ほどありました
チームメンバも、部の会議とかであったことが
ある程度の人とチームを組んだので
人となりも個々のスキルについても
うしまる自身の中でだいたいこのくらいかな
という設定のもと業務にあたっていました
基本的には、興味のあるジャンルの仕事でしたし
チームメンバとして個人的に感じていたチーム運営に関して
ダメだと思うところを自分のチームでは繰り返さないようにしたい
という思いがあったのでこれがまさかあんなことになるとは…
段階2:Hostility(イライラ)
2段階目がHostility
通称イライラ期
お互いのアラが見えてきて
不満やイライラが募ってくる時期に突入します
チーム運営ではどんな状況かというと
この段階からそれぞれのチームメンバの方向性の違いや
やる気の違いがあらわになってくる頃です
うしまるのチームの場合
仕事を一巡してきてメンバの力量がわかってきた頃
力量に関しては2週目あたりからなんとなくわかっては来たのですけど
割とお客さんも最初だからというところで特に縛りが無かったことが
大きくあって、1ヶ月半くらいから内々的にこのままではまずいってところろ
お客さん自身もこういったところを改善してほしいとか
こういったところがもう少しどうにからならないのかといった
要望の板挟みに合い始めてチーム内がギクシャクしだします
ここでうしまるのチームは崩壊します
チーム結成5ヶ月目にして若手は出社しなくなり
もうひとりはインフルエンザに倒れ
1人いろんなところに頭を下げながら
敗戦処理をひたすらつづけ
全身に蕁麻疹が出てとてつもなく逃げ出したい日々が続きますが
今思えばこのとき辞めておいたほうが良かったのかも…
段階3:Humor(ユーモア)
段階2を乗り越えることができると
それまでお互いに持っていた不満が許容できるようになる段階
Humor期に入ってきます
結局のところ
自分自身が変えられるのは自分だけ
他人は他人
自分は自分
って考えができてくるとお互いに仕方がないなぁと
許せてくるよといった段階です
うしまるのチームは
メンバの入れ替えと教訓を踏まえて
この段階にくるのに2年くらいかかって現在進行系です
段階4:Home(円満)
ここからさらにお互いの理解が進んでくると
阿吽の呼吸でチームの運営も回るようになります
もしかしたら指示を出さなくても
それぞれのメンバが自分の役割を
最大限にまっとうし
提出される成果物も決められた水準を
十分に満たすものが出てくるようになる
まさにチームの最終形態
うしまるのチームはまだこの領域には達していませんが
一部メンバは上記のようなところが満たせてきた状態です
あと半年くらいでここまで到達できると御の字ですね
チームワークの肝はいかに第2段階を乗り越えるか
チームワークを最大限に発揮する肝は
第2段階の「Hostility」をいかに早く次のステージに持っていけるか
ここにつきます
ここをズルズル長引かせると
チームは崩壊し
リーダーもチームメンバも
精神的にも肉体的にも疲弊します
そうならないためにどうすべきか
こんな選択肢があります
- 理想と現実のギャップを受け入れる
- メンバを入れ替える
- すべてを放り出して逃げる
最後のは最終手段ですね
それでは1つずつみていきましょう
理想と現実のギャップを受け入れる
最初の理想が高ければ高いほど
現実との違いとのはざまで追い込まれていきます
特にリーダーとしてやってしまいがちなことが
人を一生懸命操作しようとすること
これがうまくいく人はそもそもイライラなんてたまらないので
イライラがたまるひとにはやってもまたさらにイライラ
他人に対する不満は
裏を返せばその人に対しての接し方の課題でもあるので
その課題を解決するには
自分自身は何をすればよいのか、どう手を打てばよいのか
考えてフォローしてあげるとうまく回るようになります
まずは相手のどこに不満があるのか
一覧を書き出してみると良いです
そしてその不満をどうフォローしてあげれば解決するのか
考え、時には相手とも共有して対策をうつとうまくいきます
メンバを入れ替える
結婚相手とかだとこの手は使えないですが
ビジネス的な関係であれば思い切ってメンバを入れ替えてみるというのもありです
というのもお互いのイライラを解消し
次のステップに持っていくためには
お互いの歩み寄りと現実を受け入れることが大事です
しかし、どうしてもお互いに歩み寄れない場合というのは出てきます
ここを無理してどうにかしようとすると
うしまるのチームは人が辞め、本人は全身蕁麻疹が出て
その後精神的にも肉体的にも苦しい時期を過ごすことになります
なんやかんやいって
自分自身を守ることが大切です
すみやかにメンバの入れ替えをしてみましょう
すべてを放り投げて逃げる
上の2つが不可能な場合はもう逃げましょう
たとえそれが仕事をやめることになったとしても
精神や体を壊してまですることではありません
といま振り返るとそんなことを感じているわけですが
そうできなかったのがまさに私
上司や客観的に見れる立場の知り合いの人や友人、他様々な人に
ときには愚痴っぽくなったりもしましたが
相談してみて試行錯誤して
チームは崩壊したけれど結局なんとかなった?
のでそういう意味では身近に相談できる人や
助けてくれる人がいたのがせめてもの救いだったのかもしれません
最後に
今回はこちらの本で述べられている4つのHを題材に記事にしてみました
チームとして入るときも、チームリーダーとしてチームをまとめていくときも
このイライラ期をどう乗り越えていけるかでその後の仕事の成果にも
直結していきますので、みなさまのチームもよりよい方向へ導かれることを
切に願ってます
それでは今回はこのへんでノシ